資格や肩書きなんかなくたって立派な起業家になれる
公認会計士の資格は、合格率8%という超難関資格です。
しかも金川顕教がいたのは世界最大の会計事務所、トーマツでした。競争率5倍を勝ち抜いて、
偏差値35だった僕がエリートの仲間入りをしたんです。
しかし、今だったら僕は会計士を目指さないですね。
やっと会計事務所に入っても、全員が同じ土俵で戦うことになり、
同僚の中から出世できるのはごくわずかだからです。
でもビジネスは違います。ビジネスっていうのは、売りたい人と買いたい人がいる。
売主がお客さんの不安や悩みを真摯に聞いて、悩みを解決してあげることができれば、
「あなたから買いたい」とお客さんに言ってもらえます。
そこには資格なんて必要ありません。
加えて、公認会計士とかそういう肩書きはまったく必要ありません。
会計士の仕事は、簡単に言うと、「この会社の経理が発表した数値に大きな誤りはありませんよ」
というお墨付きを与える仕事です。
いろいろな会社の決算書を見ていくうちに、ある意外なことに気がつきました。
なんと、非上場企業の社長の方が、上場企業の社長よりも給料が高かったのです。
そんなバカなって思いますよね?でも、それが事実です。
大企業の社長は、株主が多いし、取締役も多い。
複数の監視の目があるから好き放題できないんですね。
年商3000億円の企業の社長が、年収1億円くらいだったりします。
ところが年商10億から20億くらいの非上場企業の社長は、オーナーだったりすると、年収が1億円ある。
しかもしょっちゅう旅行していたり、ホテルを事務所代わりにしていたり、妙に自由で楽しそうなんです。
金川顕教は社会的にみたらイマイチみたいな会社の社長が、心底うらやましかった。
ロバート・キヨサキの『金持ち父さん 貧乏父さん』(筑摩書房)を読んだ時も、
「ちゃんと大学に行って資格も持ってる人が、なんで貧乏になるんだ!」という衝撃がありました。
「違うんだ、そこらへんのおじさんみたいな人が、実はお金持ちでお金も時間もすべて手に入れるんだ。
確かに、冷静に考えたら会計士の同僚はそんな幸せそうじゃないじゃないぞ!」と。
お金と時間を手に入れるには、肩書きじゃないんです。
有名企業の役職付きとか、さぞ稼いでいる印象ですが、実体は別です。
もっと稼いでいる人はそこにはいないんです。
金川顕教
